3月 31 2017

モーニングの漫画のことやこの先のこと

作品は読む人のものだから、作り手は何も云うことがない。作品でうまく伝えられなかったら、それは全て私が悪い。次に生かして精進する。商業誌は久しぶりで、ちょっと不思議な理由で描かせていただいたんだけれど、実は同人誌はここ10年くらいはそこそこ描いていた。でもそれじゃダメなんだってわかった瞬間があった。私の漫画を読んでくれようと思ってくれる人たちはみんな忙しい。2016年や2017年に、アマゾンで買えない本なんて意味がない。同人誌即売会に足を運んでくださる方々はとても奇特な方だと思ってる。本当に頭がさがる。お盆や暮れの忙しいさなかに、あの人混みに来て漫画を買ってくれと云うのはとても横柄なことだと思った。だから商業誌でなくっちゃって。でも実のところ、この先の商業誌の予定はない。予定がなければ自分で作って行くしかない。単行本に足りなかった原稿を書き下ろして本を出してもらうようにお願いするとか、新しいものを描きためて、どこかで単行本にして出してもらうとか、自分が先に何かを作らなきゃ誰も手を貸してくれないこともわかっている。
誤解を恐れず云うなら、自分の作品は誰かの人生の一部かもしれないって思うこと。偉そうなことをいうつもりはないんだけれど、時々ふとそう思う。だから甘えたり、描きたくないって思うこと自体罪深いことなんじゃないかなって。本当のことを云うと大学で働いていれば食べてはいける。だけど見放さず読んでくれようと待ってくれている人たちに恩を返さなくちゃって、だから人の倍働いて漫画を描こうと誓いを立てた。みっともないくらい宣伝してみたり、買ってくださいとお願いしたり、たくさんの落書きを描いたりするのも支えてくれた人の恩に報いたいだけ。「今月の多田由美の漫画はイマイチだった、何が言いたいのかさっぱりわからない」なんてまた云われたい。次は面白いかな?あんまりグダグダだともう読まないぞ、とか。でもそれをするにはもうちょっと本が売れないと。

これを読んでくださっている編集者さんへ。原稿のお仕事があったら声をかけてください。タダでとは云えないけど、割と安めの原稿料でも描きます。お話を作るのに時間がかかりますが、原稿そのものを描く時間はうんと速くなりました。



2月 1 2017

冬コミ C91の新刊をBOOTHで販売しています

冬コミのフルカラー同人誌をBOOTHで販売しています。売り切れになった場合、増刷してからの販売再開になりますが、BOOTHへの入庫のタイムラグなどがあり、1、2か月先になるかもしれません。BOOTHではメール便の対応もありますので、比較的お安い送料でお届けできます。手数料などかかりまして心苦しいですが、イベント会場へ来ていただけない方にも冊子をお届けできれば嬉しいです。現在他の冊子についてはほぼ完売状態です。再販について検討しながら、できる限り通販対応していくつもりです。

今後のイベント参加は5月のコミティアです。
お仕事情報については3月くらいにお知らせできると思います。少し先になってすみません。今年はなるべく皆さんに読んでいただける作品を描き続けていきたいと思っています。なるべく切れ間のないよう情報をお伝えできれば幸せです。

冬コミ新刊 Red Velvet通販ページ
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1月 4 2017

個展や冬コミのお礼など

とても忙しかったのでたくさんのお礼を云わなければならなかったのに、年が明けてしまってからになってしまい申し訳ありませんでした。単行本を買ってくださったこと、個展に来てくださったこと(何度も来てくださった方がいたこと!)、ミニ講義に来てくださったこと、12月28日のこと、冬のコミケのこと、全てに感謝しています。本当にありがとうございました。思い返すとどの日も寒く、どの方もとてもお忙しいだろうにお時間を作ってくださって、私ほどの幸せものはいないだろうと強く思いました。たくさんのお菓子やお花やお手紙もありがとうございました。会って話しをして、握手をして、涙ぐんでくださった方々、本当にありがとうございました。私が誰かの何かになれたことがとても嬉しかったです。それからずっと長い間、ちゃんと描いてなくてごめんなさい。描けるのに描かないことの罪深さを思い知りました。いくら詫びても反省してもそれは後ろ向きなことなので、私の描く何かを好きだと思ってくれる誰かのことを思い描きながら、人を喜ばせて生きようと思いました。具体的な仕事や、作ったものがお知らせできる日を心待ちにしています。まだ云えないけど、近い将来に何かお知らせできるはずです。

12月のある晴れた日に、大学の最寄駅までの道のりを歩きながら、私は神様から何をもらったんだろうと考えた。人は必ず何か一つは良いところを授かって生まれてきているはずと信じているんだけど、じゃあ私は何をもらったんだろう、と。T字の交差点の手前のフェンスのあるあたりで、そうだ、それはきっと孤独とうまく付き合えることだと思い至った。さみしい時と悲しい時と怒りに満ちている時は飽きるまで日記を書き、それでも足りない時は自分を二つにわけて、頭の中で延々と話し続けた。空想を巡らし、頭の中で行ったことのないところへ行き、歩いたことのない道を何度も行ったり来たりして、ここじゃないどこかで長い時間を過ごした。そこはいつも行きたい場所で思い描くだけでいつでもそこに戻れるから、現実は思うよりは辛くなかった。空想に逃げ込めない時は辛かったけど。よく人も観察した。さみしい人のことはよく分かる。他人のちょっとした仕草が心に引っかかり、そんな事柄をかき集めては漫画や絵に描いた。寂しさはいつも隣にいる。でも怖くない。ずっと一緒だったから。付き合う方法を知っている、たぶん。私に何か一つあるとしたら、たぶんそれだけ。裏切りのサーカスでプリドーがローチ少年に、観察眼は孤独な者の資質と云ったことが本当だとしたら、私もスパイになれるかもしれない。

次のイベントは1月8日日曜日、インテックス大阪Comic CityのArteVarieです。その次は、5月のコミティアを予定しています。インテで頒布後、残ったものは通販委託を検討中です。

1月8日 インテックス大阪 ArteVarie 3号館 E15



8月 16 2016

商業&同人、新刊購入のお礼

コミケでは驚くほど暑い中、遠いところをわざわざ来てくださって本当にありがとうございました。本を購入してくださったり、差し入れをくださったり、話しかけて労ってくださったり、こんなにも幸せでいいのだろうかと地に足つかない感じでした。単行本を買いましたとおっしゃってくださった方もたくさんいらっしゃいました。心からうれしかった反面、いろいろ反省をしたり、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。こんなにありがたいことはないから何かしなくちゃって思います。何かしなくちゃ。漫画を描くのが一番いいのはわかっています。実は同人誌でずっと描いていたんだけど、今回単行本が出て、しばらくぶりに私が漫画をまだ描いていると気づいてくださった方がいました。商業誌の作家なので商業誌で描かないのなら私は存在しないのも同じです。私が学校の先生をやっていることなんて、並行宇宙の出来事と変わりないんです。だからなにかしなければいけない。それが漫画を描くことだとわかっているのに、そこから先に進むのは少し難しい。私一人でどうにかできることではないように思います。漫画を描くのは好きだし、描くのも少々早くなりました(笑)。間を置かずに次を読んでもらえたらいいのにって思うし、できれば長い作品を読んでもらいたいです。人生でまだ、2巻目まで単行本を出したことがないから、そのくらい長いものをかけたらいいのにって思います。だからしばらく何ができるか考えてみます。単行本の中で、紙の漫画を出すことが大変だと書きましたが、それ以上に雑誌を継続させることは大変で、私が描いていいような雑誌などはもう無くなってしまったのかもしれません。もし描いてもいいよって雑誌があるんだったら新人さんと同額の原稿料でも構いません。声をかけてくださると嬉しいです。私にはそうやってでも返さないといけない恩がたくさんあるから。

描くことでしか恩返しできないのはわかっています。ファンの方にも、お世話になった編集さんにも。放ったらかしにしてしまったものや、果たせなかった約束を少しずつ全うしていこうと思います。だけど根はダメな人間なので気長に見守っていてください。

お礼を書くつもりが横道に逸れてしまってすみません。それから、もう一回だけ単行本の宣伝を載せさせてください。

 

多田由美 新作単行本 / ディア・ダイアリー

amazonリンク

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7月 17 2016

単行本のお知らせと、夏のイベントスケジュール

真っ先に新しく出る単行本のお知らせをさせてください。51wCH1GeSuL._SX352_BO1,204,203,200_

amazonに書いてあることを信用するならカラー作品が64ページ分もあるそうです。たぶんそのくらいはあると思います。その中には36ページの書き下ろしカラー漫画も含まれています。どの作品も他の単行本には未収録です。

・ディア・ダイアリー – 多田由美 短編集 ¥1620 (アマゾンのリンクです)

・どこか別の本屋さんで予約すると特典があるとかないとか聞いたんですが、詳しくは覚えてないので、もしわかれば後日追記します。

・発売日は8月10日です。

コミックマーケット90

この夏もコミケに参加の予定です。スペースや日程、頒布物は下記の通りです。日にちが近くなったら頒布物の詳細をおしらせします。

8月14日日曜日 西 あ-70b キャンプファイア・カンサス

頒布物はフルカラー漫画冊子を予定しています。また、8月10日に発売の単行本と新刊をご購入の方に何か特典を考え中です。

 

伊勢丹新宿、ルミネ2でのアクセサリーの販売

上記の店頭で自作のタティング・アクセサリーの販売があります。実を云うと、大学と専門学校で授業をして、漫画を描いて、さらに通勤電車の中でアクセサアリーを作るという生活があまりにつも辛すぎて、今後アクセサリー部門は縮小していく予定です。ですので大きめの出展はこれが最後かもしれません。creemaでの受注製作や再販依頼にもお応えできなくなります。振り返れば睡眠時間を削って、1年間で200点程を作りましたが、やっぱり辛かったです。今後は漫画の片手間に、新作を中心に作って、出来上がったら売るという形をとりたいです。

販売会の日程は両店舗共、8月中旬から下旬。作品の点数によってはルミネ2のみの販売かもしれません。詳細後日。

 

その他

展示会や原画の販売などの企画の話も出ています。何か決まりましたらこのブログかtwitterでおしらせします。また、twitterではプロモーションの意味を込めて、ほぼ毎日落書きをあげています。見に来て楽しんでいただけると嬉しいです。ネタに困ったらリクエストを募るかもしれません。

 

書き下ろしの漫画を描いている時に、どうして自分は下書きや線画を描くのが遅いのかがわかり、その解決方法を見つけました。今までの半分くらいの時間で下書きが描けるようになったんです。だから落書きも比較的簡単にできるようになりました。それとあと一つ、今使っているPainterを購入してからこっち、どうやら筆圧を使わずに絵を塗っていたようです。ちょっと前に、筆圧の設定が全てオフになっているのを見つけてしまいました。マウスで塗っているのと同じってことだったのかな?筆圧の設定をオンにしたら、今までの半分の時間で塗れるようになりました。技量が足りないせいで塗りづらいのだと思い込んでいましたが、まさか設定だったとは。バカでした。