2月22日、6話目発売です。寺田克也さんと対談しました

モーニングツーが発売です、2月22日に。レッド・ベルベットの6話目が載っています。寺田克也さんとの対談記事もあります。

2016年9月の日記で神様と仲直りしたと書いてからずっと、絵は描き続けている。漫画も描いている。モーニングツーの連載作品をを読んでくださっている人が、展開が暗くて、あまり救いがなくて、気が重くなってしまうようなら本当に申し訳ないと思ってる。小さな幸せが好きなのでどうしてもそうなってしまう。でも、この世のどこかでまっすぐに生きられなかった人達が見つけて読んでくれたらいいなって。特に若い人で、感受性の強い人は是非読んでほしい。ここから読めるから。イラストを見て気になってる人は読みに行って。ちょっと読みにくいけど、共感できたらそれは、選ばれし者の証だから、たぶん。

大学にはもう10年いる。生活を安定させるために大学で勤め始めた。往復4時間の通勤時間は怒りを覚えるほど長くて無駄な時間だと何度でも思う。それでも大学には感謝している。無理もきいてもらったし、たいそう好きにもさせてもらった。入試や懇談の後の静かな研究室で一心不乱に漫画を描くのが好きだった。校内にある図書館で、古い建物の本を見たり、エンブロイダリーの本を読んだり、時々、地球の歩き方を貸し出してもらって、旅行に持っていくのも好きだった。大きくて匂いの良いローズマリーの木があって、枝をくすねて帰っては鉢植えで増やしたりもした。食堂は大嫌いで、ここ数年は足も向けなかった。紙カップのコーヒーマシンを撤廃したことを今でも恨んでいる。思い出話のように書いているけど、それは春休みで大学から遠ざかっているからだろう。教えることも学生と話すことも好きだったのに、通勤と雑務と会議には10年経っても慣れない。10年慣れないってことは向いてないってことなのかもな。人ごとのように感じるのは心が離れてしまっているからかもしれない。腹を立ててるくらいの方がまだいいのかも。

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